葉タバコ農家の現状に原子力村の今後を見る
全国2位の生産量を誇る宮崎県内の葉タバコ。この生産農家の約半数が、日本たばこ産業(JT)の募集に応じ、栽培をやめる(廃作)ことを希望しているとのことです。
葉タバコの栽培は、1月下旬ごろに種をまき、5月下旬から7月いっぱいが収穫時期で、農家は栽培にあたってJTと契約。乾燥させた葉を取引し、質によって、A2100円、B1500円などと価格が決まる仕組みになっています。災害や病気が発生した場合の補償もあり、大きな赤字を抱えない作物でしたが、値上げや需要減で供給過剰になる恐れがあるため、JTは先月、10アールあたり28万円の協力金を支払うとして、農家に廃作を募ったとのことです。
たばこの値上がりや健康志向で、「タバコを作っているとは答えにくくなった」と引け目を感じるようになったことも、廃作を決める理由の一つになっているようです。ただ、葉タバコに代えて何を作るかはなかなか難しく、転作する葉タバコ農家が同じ作物を集中して作ったら、値崩れするかも知れないという不安もあるようです。
小宮山新厚生労働大臣によるタバコ700円への値上げ発言は記憶に新しいところですが、700円でもまだ安い、1000円まで上げるべきとする声も少なくないようです。タバコ事業は大きな財源とはいえ、その管轄が財務省というのもおかしな話です。
明らかに健康に悪いタバコが国策事業として成り立ってきた構図は、電力会社における原発事業に通じるものがあります。この葉タバコ農家の現状を考えると、原子力村の今後もどうなるのでしょうか。
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