院長の独り言/2011-09-15

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熱中症の多発に思うところ

9月14日午後1時15分ごろ、茨城県かすみがうら市の市立七会小学校で2~6年生の児童15人が体調不良を訴え、病院に搬送され、軽度の熱中症という診断でした。この日は国内で何か所もの学校等で熱中症の集団発生が報告されています。

確かにこの時期にしては35℃という気温は過酷な状況であることは言うまでもありません。最近では北海道でも夏場においては熱中症で搬送されるケースが珍しくなくなっています。昔は北海道で熱中症などあったのでしょうか?本州でもこれほどメディアを賑わすほどのことであったかは疑問です。

日本の平均気温はこの100年で1.1℃上昇しているといいます。近年の猛暑は筆舌にし難いものがありますが、平均気温にしてみるとわずか1.1℃の上昇にすぎません。それを考えると、熱中症の増加の背景には、気温の上昇のほかに、人間の適応能力の低下があるのではないでしょうか?夏場はクーラー完備の元で過ごし、冬場は十分な暖房によって守られている生活。特に北国の冬の室内暖房は過剰とも思われ、家の中では半袖で過ごす人がいることからもうなずけます。特に子供のうちから恵まれすぎた環境で育った人たちが過酷な環境下では適応しきれなくなってきているのではないでしょうか。このたびの震災の影響で、電力のありがたさを実感しているところですが、恵まれすぎた電力、そしてそれに伴う至れり尽くせりの環境を享受してきた代償として、今後ひ弱な人間が増えていくのかもしれません。



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