長寿世界一の日本から学ぶもの
世界的に権威あるイギリスの医学雑誌ランセットが長寿国日本についての特集を組みました。長寿世界一を達成した要因として、医療の貢献を評価した一方で、男性の喫煙率の高さや自殺の増加などから長寿国の地位を危ぶむ指摘も掲載しています。
長寿世界一になった理由について、50~60年代前半には感染症対策、60年代後半からは減塩や降圧薬の普及による脳卒中死亡率低下が貢献しているようです。
今の日本で死亡の危険因子は喫煙と高血圧を指摘しており、全成人が禁煙すれば平均寿命は男性が1.8年、女性は0.6年延び、血圧を下げれば男女とも0.9年延びると推定しています。
一方、日本の自殺率は10万人あたり24.4人(2009年)で米国の11.0人(05年)などに比べて高くなっています。
同誌のコメント欄でクリストファー・マレー米ワシントン大教授は日本の経済停滞、政治の混乱、高齢化、たばこ規制の不十分さを指摘し「対策をとらなければ世界での平均寿命の順位が落ちていくかもしれない」と警鐘を鳴らしています。
肉体の寿命が延びることはよいことですが、それよりも質の高い生活を営むことができる寿命を伸ばすことの方が重要だと思うのは私だけでしょうか。
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